方針変更

 ここ二十年ほど、偏ったジャンルの本ばかり読んできたのを反省し、図書館でいろいろ借りることにしたんだが、よくせき考えたら、人生なんて限りがあるんだから、興味のある本だけ読んで楽しめばいいかと、取り組み方を改めた。もう少し若ければ、新たなジャンルの本に出会うまでの過程を含めて楽しめるんだろうけれど、私の場合、メンズの平均寿命の折り返し地点はとうに過ぎたので、今以上に自分本位でいいのかも。

 コツコツチマチマ編んでいた毛糸も、いい加減うんざりしてきたので、手触り抜群のプレミアムウールシルクに変更。

※しばらく、落語と福祉関連の本を読んでいく。個人的にはもう今の仕事はいいかなという想いでお腹いっぱい胸いっぱいなわけだが、学生時代の適職診断では医療・福祉系がぶっちぎりの高得点だったので、何かしら向いている部分はあるのかもしれない。多分関わり方の問題なのかも。はやく理事の方に引っ込みたい。

 

 

結局視聴できず

 せっかく職場からVHS+DVDのプレイヤーを借りてきたのに、「華麗なる鹿島錦の世界」の再生は出来ず。挿入するとガガガガと異音がして、そのまま飛び出してくる。どうもデッキの問題ではなさそう。自宅のデッキを処分したというのに、もう。

 仕方がないのでそのまま図書館に返却。時間の無駄だった。

 田植えも何とか一段落したので、この間の蝶で帯留めを作ることに。ブローチにしようと試行錯誤したけど、何かピンと来なかった。

 鹿島錦教室も16日から再開。午前中のみで、事前に体温測定をし、マスク必須。「大きな声では喋らない」ということも、連絡網で回ってきた。

 先生の事を思い浮かべながら書く。

「大きな声では喋らない」。

※VHSもレトロだが、連絡網もレトロな感じがして楽しい。

VHS求めて三千里

 図書館から借りてきた「美麗なる鹿島錦の世界」。案の定というべきか、ハードはVHSだった。自宅に一台だけ残していたVHS+DVDプレイヤーに入れて再生したら、デッキ自体が壊れていて再生できず。無念。

 職場にあった分を借りてきて、昼休みに視聴する。良い内容だといいな。それ以前に再生できるかどうか不安。VHSの再生なんて、友人のアパートに居候して、大阪の野田にいた時以来。あの時は雨月物語を一緒に観たんだっけ。

 懐かしい限り。

週末の悲劇

 立て続けに読書をしているさなか、寄席の生中継があるのに気づき、いったん本を閉じ、延々視聴。鈴本演芸場が、中止になった4月からの寄席を、無観客で生配信するというチャレンジ精神旺盛なことを始めたらしく、それにまんまとはまったわけ。

 土日、連続で視聴したせいで、ただでさえ足りない時間がさらにつぶれてしまった。

 それにしても、昨夜の入船亭扇辰師匠の「甲府ぃ」は素晴らしかった。白鳥師匠は東与賀でも拝見した「ナースコール」。破天荒ナースのみどりちゃんはどうやって看護師試験に受かったんだろうか。解剖実習だけ真剣にやってそう。

 白酒師匠の「馬の田楽」「松曳」「浮世床」なども堪能。動く白酒での「へもんがー」に感涙。馬の田楽も、必死に竹やんのことを説明する子どもの可愛いこと。竹やんめんこもうまいんだぞぉ。

 扇遊師匠の「夢の酒」も良かった。入船亭ブラザーズは語りが丁寧。はん治師匠のお弟子さんの小はださんも二つ目に昇進されたようで、何より。変な顔(失礼)の噺家さんが生き残ると嬉しい。披露目として「牛ほめ」を口演されていたが、案外達者。この人は多分、将来いい噺家さんになりそうな気がする。

 他にもさん喬師匠の「千両みかん」「そば清」はさすがの安定感。元こぶ平こと正蔵師匠の「蛸坊主」は初めて聴いた。まだまだ知らない話がたくさんある。

 アーカイブが残っているので、見逃した分も含めて、しばらく楽しめそう。一朝師匠が主任の回、あずみさんの漫談に出てきた双眼鏡のおじさん、結構キモい。どの動画も、再生後数分無音の静止画がつづくので注意。

https://youtu.be/rlD6ZRosUIc

 数日全然織ってません先生ごめんなさい。

夏用マスクが涼しくない件について

 届いたばかりの夏用マスクを装着してはみたものの、困惑以外出来ることがない。販売ページにはきちんと「涼しい」って断言してあったけど、何でこんなに暑いの? 全然涼しくないんだけど。

 体感温度同様、人間不信も昂ぶりそう。まあ言うほど涼しくはないだろうという予想はしていたが、想像をはるかに上回るほど蒸れて、全然心地よくない。

 ミントスプレーで誤魔化しながら夕刻を待つ。

先に落語の本を

 せっかく借りてきた先代桂文治のアルバムは、すでに持っている別のCDと同じ演目だった。悲しい。でもまあ川柳川柳師匠のジャズ息子がラインナップに加わったからいいか。

 ハンセン病の本は、どうしてもいろいろなことを考えざるを得ないため、週末まとめて読むことにして、まず落語の本を。

「いちのすけのまくら」は軽妙洒脱で、読んでいて心地よかった。最終章は、先ごろ不倫で話題になった俳優との対談。「子育てで忙しくて……」という彼の言葉も、今ではむなしく空回り。

「噺のツボ」は、特典のQRコードをコピーしておいて、後で楽しむことに。内容を知らずに借りてきたら、コラムを兼ねた用語解説と、演目の書き起こしだった。

『「落語家」という生き方』で取材されている五人の噺家のうち、四人は落語会で演目を拝見している。こういう考え方で高座に上がられていたんだなと感慨深い。後は柳家三三師匠を拝見せねば。

「十八番の噺」は、こちらも充分面白かったんだが、純粋に落語を楽しみたいのであれば、芸論なんて読んじゃいけないなと、趣旨とは真逆の感想を抱いてみたり。他の伝統芸能にはない心地よい生ぬるさを、意識的に落語に求める私の方が邪道なんだろうか。

  今週は、織るより本を読む方に時間を割くことに。先生には怒られるかもしれないが、ハンセン病の本は、とりわけ今読んでおかないといけない気がする。メモを取りつつ、一行一行を大切に読んでいこう。

NHKが差別動画だって

 NHKだけでなく、どの新聞社も、出版社も、実は過去のありとあらゆる差別事象に加担したことがあるというのが、差別史及び人権史を語る上での最低限の基礎知識。

 特にかつてのNHKは、「視聴者が不快に思うので白木みのるは番組に出さない」「武田鉄矢は長髪なので出さない」「おすぎとピーコはゲイなので出さない」というような差別を平然とやってのけていたので、今回話題になったアフリカ系アメリカ人に対する差別動画に関しても、ああ、体質が全然変わっていないんだなという程度の感想しか抱けない。さすがにチェックはしているんだろうけど、している人間の感覚が鈍いというか古いというか。まずもってありえない。

 私も人権史に関する自分の知識を補強したいと思い、図書館でハンセン病の本を借りてきて、まず「ここに人間あり」という写真集から読んでいるんだが、想像を絶することが書かれている。天下の悪法らい予防法に基づき隔離政策がとられ、収容所内で強制的な断種堕胎が行われていたという程度は知っていたが、収容所長が「刑務所の囚人より一段下の扱いをする」と宣言したり、30坪ほどの菜園を与えるだけで、自給自足の生活を強いたりしていたのは知らずにいた。とにかく、非道極まりない。NHKだけでなく、昨今のコロナ感染者や医療従事者に対する差別に関しても、大震災の時の福島差別に関しても、エゴをむき出しにして攻撃をする人間の比率も、隔離政策当時と大して変わらないんだろうなと、辛くなるばかり。

 一気に何冊も読むのは、心理的にしんどいかも。落語の本を間に挟んで、負担を軽減しつつ読んでいこう。

※「日本のスミレ探訪」を読み終え、無事図書館に返却。路傍や人里離れた地に咲く可憐な野の花のために全国を旅する著者の姿勢に感銘を受ける。全国の工芸品を調べる旅に出てみたいなあ。

※失敗した薔薇と、かろうじて成功した蝶。薔薇にして失敗するくらいなら、蝶を4羽作ればよかったとしたたか後悔。蝶だけ後でペンダントブローチに。平織を折り紙にする場合は、20cm×20cmくらいにしないと折りづらい。鶴を折るなら、部分的にカットしつつ折る。まあ錦を折り紙にするなんて、酔狂そのものなので、私以外にやる人がいるとは思えないけど、

※白木みのるは結構ソウルフル。

華麗なる鹿島錦の世界、だと

 近隣市町村在住の身でありながら作ってもらった図書館カードで、鹿島市民図書館の初めてのオンライン貸し出し予約を無事済ませ、人心地をついている。ふと思い立ち、鹿島錦で検索をしたら、「華麗なる鹿島錦の世界」という映像ソフトがあるのを知る。2003年のものらしい。十中八九お若いころの先生方が映っていらっしゃると思うので期待している。

 借し出し可能なら、次の機会に借りよう。

鹿島錦の魔法の言葉

 織りが甘かったり、仕立てる時に細かいミスがあったりした場合に、すべてが赦され受け入れられる、魔力を持った言葉が、わが鹿島錦保存会には存在する。

「自分用やっけんよかとよー」。

 この伝家の宝刀を抜いて、何度も自分に言い聞かせたが、やはり限界があった。よかとよー、よかとよー。よか(´;ω;`)ブワッ――ってなったよ、昨日。MPが0。

 トラウマになりそうなので、しばらく織るのに専念する。

長崎県佐世保市生まれの「おりがみ陶芸」を中心に、鹿島錦など趣味のクラフトワークその他についてつらつらと綴るブログです。