「鹿島錦」カテゴリーアーカイブ

14cm織れた

 他の人にとっては息をするようなものなんだろうが、私にとってはヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰越えを果たしたくらいには大仰なこと。毛利氏の佐賀錦の本を読むと「初心者の錦は乱反射がギラギラして見苦しい」みたいなことが書かれているが、はい、しまくっています、乱反射。していますとも乱反射。堪能してくれ乱反射。

 一見鹿子を交えて織ったように見えるが、実際には枡だったりする。周囲の糸で隠れて中心の十字が点になってしまっているだけ。でももういいや、鹿子で。生涯「ええこれは紛うことなく鹿子です」で通す所存。事実は火葬場で灰にしてしまおう。

 この次は黒一色で3-1の図案を20cm以上織って、それから大好きなフレンチトリコロールで3-3の図案を14cm以上、その後は着色糸で最後まで。10月上旬までに織り上げられれば御の字。あ、別の模様で単色ならこの間40cmほど織ったから。まあ平織りをふんだんに取り入れた図案で縮みにくかったとはいえ。

 今夜は時間があまりないので、糸をあぐりに巻いて、平織りを入れて、何段か織ってから、本をスキャンしつつ、作品展までの工程表を作って寝る。

アイロンがない

 一人暮らしをしていた時に(たまに)使っていたアイロンが、どこを探しても見つからず、仕方なく楽天をポチる。一番安い温度固定式のドライアイロンを選択。手芸用だから小さいものを。

 もともとうちの家族は面倒くさがりの集団なので、服を買う時にアイロンがけが必要なものは滅多に買わない。たまに必要になって買う場合もあるけど、そんな服は、着終えた後にクリーニングに出してしのぐため、今回はスチームアイロンは買わない。なお、名誉のために書き足しておくが、私も母も、昔は割とシャツにアイロンがけをしていたので、かけようと思えばかけられるんだけど――やっぱり面倒。

 接着芯に関しては、お高級なものとお高級でないものを、それぞれAmazonと100均で仕入れた。アイロンが届き次第錦を使った作品の制作に入る。初めてなので試行錯誤の連続になると思うが、何とかやってみよう。

残り9mm

 予定の14cmまで、残り9mmとなった。地味な作業ではあるけど、さすがに織り始めて二年以上経過しているため、特に苦労はなし。荒削りしたままだが、この間作った細いヘラも役立っている。

 ある程度縮んで以降は縮まなくなったから、このまま30cm40cmと進めそう。まあ、経紙の幅が17cmあまりと、もともと狭くて、作られるものも限られているため、適当なところで切り上げる。もう1枚同じ幅のものがあり、他にも未使用の本金2反、色漆が1反半、銀が1反、黒漆が1反あるから、しばらくは買わなくて大丈夫。あ、でも青貝とかレインボーは欲しいかも。会でまとめて買う方が断然安いけど、「錦は金」が座右の銘(多分)の先生が渋い顔をなさるので、越前屋さんから色んな変り経紙を調達したいという思いを封印中。私が入会したことを喜んでくださっているので、失望させるようなことは可能な限りしたくない。

 今日も今日とて落語を聴きつつ織った。入船亭扇遊師匠と、柳亭市馬師匠。どちらもすごく聴きやすい。三十石は、先代文枝師匠のイメージが鮮烈だったが、市馬師匠の噺を聴いてみたら、江戸っ子版も良い感じ。若干短くなっていたので、本寸法でも聴いてみたい。残りは明日、インストゥルメンタルのアルバムを聴きながら織る。Prime Videoも、無事すっ飛ばしていたピカードの第6話を配信してくれたし、まあすでに7話を観たから話の筋はわかるんだが、せっかくなので今夜視聴することにする。

 今回の本金は、文化祭前に織り上げて、以前より大きい鶴を三羽作って間に合わせればいいため、作品展用にいくつか仕立てつつ、のんびり進めたい。

 さて、出品予定の作品は――

 秘密(‘ω’)ノ

※防音室の中を掃除&整理。知らぬ間にいろんなところが汚れていて愕然とする。YAMAHAのアビテックス、もともと笛の稽古のためにリースしていたものなんだが、リース期間満了後買い取って、いつの間にか極狭の秘密基地に。今日も整理して空いたスペースにおモバイルPC(おPanaさんのお高級おレッツノート)とおスキャナを持ち込んで、作業をしながら自炊が出来るよう配置。

 現時点で防音室以外に私が作業するのが、1Fの8畳の仏間と2Fの12畳の自室と、アトリエ代わりに使っていた6畳の和室。後は離れの小さなダイニングキッチン。仏間は別として、自室とアトリエは、いい加減に不用品を処分してそれぞれ広く使い、仕事と食事時以外は、離れで一人安穏と過ごしている母から苦情の絶えないダイニングキッチンの用具類をアトリエに移動したいんだが、やることが多くてなかなか作業が進まない。家自体も古いため、物が多く、祖母が買ってくれた勉強机も捨てられず、部分的にこどおじ部屋になってしまっているが、本とDVDをデータ化するだけでも、ある程度は片付くはずだから、織りながら自炊していくつもり。 バックアップは常に複数のHDDとオンラインストレージにしているので、ぬかりはない。12畳の部屋なのに、現状3畳くらいのところで寝起きしているような錯覚にとらわれるって、かなり、やばい。

※アビテックスを借りようと考えている人、冬は小さなヒーター程度でも室内が充分温まるけど、夏はクーラーが無かったら地獄なので、エアコン付き必須。それと、私のように換気扇を滅多に使わない人は、夜間など扉を開けて室内を乾燥させないと、冬でも中のものにカビが生えたり錆びたりするから、その点も注意。

生成り投入

 漂白をした白とは違い、ややくすんだ印象のある生成りだが、他の色と組み合わせれば、対比で否応なしに白く映える。

 以前Kさんから頂いた14番の糸が無くなり、残りのピンク系は会から昨年のお歳暮の返礼にと頂いた3番、それから14番同様Kさんから頂いた161番と165番。糸のサンプルを持っていないので正確な色名がわからないが、見た感じでは、14番はコーラルピンク風。165はショッキングピンクに近く、3番は薄いシェルピンク。161番はシクラメンピンクのような感じ。以前、糸の残が少ないからぼかしてみようと考え、一番無難そうな161番を一段入れてみたところ、他の色がはっきりしているのと、金の反射とで、14番との区別がつかず、「これならこのまま14番で織って、糸が無くなったら161番でそのまま織ろう」と考えたという経緯があって、そのように数段入れたところ――

 予想したより色の違いが目立つやないかい( ゚Д゚)

 しばし思案し、もともと鶴の翼に貼るために織っているわけだから、翼の先だけ白にしたらちょっと粋じゃない? ということで、最終的に生成り投入。

 当初設定した予定の14cmまで残り3.5cm。印をつけて、そこまで織れたら、乱れた経紙を整えるため平織りを入れて、今度は別の図案で14cm織ることにする。

 そういえば、今日スタッフが言っていたが、陶土を作る会社から福祉用具の会社に転職された方が、玄関に飾ったおりがみ陶芸の作品を見て、たいそう珍しがってくださったとか。良きかな。暖かくなってきたので、焼き物の薔薇作りを再開しないと。

鹿島錦教室はしばらくお休みです

 受診後、昼食を摂っているときに、鹿島錦保存会の緊急連絡が回ってきた。今日のミーティングで、新型コロナの感染予防策として、鹿島錦教室をしばらく休みにすると決まったとのこと。

 次回は3/19の開催。この日が休みにならなかったのは、多分、祐徳博物館での作品展の搬入の都合。19日に取りまとめて博物館にもっていき、リストを作る予定はそのままということなんだと思う。

 なにぶん、先生が高齢なので、致し方ないかなと。私ももし感染したら重度化するはずだから、前にもまして気をつけることにする。

最近織るのが楽

 前回の銀の途中から、おそらくは肩の力が抜けたんだと思うが、織るのが楽になってきた。今の模様は、先ほど測ったら、9cmほど。一日でも織らない日があると、織りたくてうずうずとしてくる。

 以前までは「縮む―」「進まない―」と、いろいろな人にウザがられつつも訴え続けて自我の崩壊を防いできたけれど、縮みはしても今のところは許容範囲。進まないのもさほど苦ではなくなった。歯を食いしばりながら取り組んだ基礎織の時は到底到達することがかなわなかった7cmのノルマも楽々――とは言えないかもしれないが、クリア。今回は鶴の翼に貼るのに必要な14cmを織り終えたら次の模様に進む予定ではいるんだが、まだまだ余力を残している。ただし残念ながら糸がない。褒められた対処では決してないが、似た色の糸でごまかすつもり。

 入会してから二年と四ヶ月が過ぎた今、思い返せば、とんでもなく下手だな、すこぶるつきに織りが汚いなと自覚してはいたが、自分が錦を織るのに向いていないのではないかとか、将来もずっと織れないままなのではないかというネガティブな思考に囚われ続けたことはない。織ってさえいればいつかは巧くなるよね、誰だって、という姿勢が、私のデフォルト。ただ、織れるようになるまであきらめずに続けることが出来るのかという不安は常にぬぐえずにいたので、まがりなりにも形になりつつある今、その種の不安を脇に押しやり、素直に織りを楽しめればと思う。この先またいろんな壁にぶつかるだろうし、細糸を使うようになればさらに進まなくなるはず。仕事をしながらの私の二年四ヶ月と、錦に明け暮れた先生方の二年四ヶ月とでは、明らかに濃度も密度も違うだろうけど、今後も自分のペースで続けていこうと考えている。

 まずは鹿島市の成人式の記念品である鹿島錦のストラップをきちんと作るのが目標。次からは作りなさいと念を押されているので、力まない程度に気を引き締めねば。

※後からいつでも好きな時に、誤変換や脱字を修正できるって、往時の天地真理ばりにステキなことね。

猫にゃんにゃんにゃん、犬わんわんわん

 白鳥師匠は「ピザでしたー」というわけで、東京の友達がカルディの限定商品を送ってくれたよ(*’ω’*) いつもステキなものをありがとう。 

 私と同様カルディが遠方にしかない哀しき民達よ。この機会に猫の日限定発売の高貴な猫バッグを堪能せよ。

 春の作品展に出す予定の作品のうち一つは、展示終了後に友達に送るために作ります。間に合え、私のやる気。