「鹿島錦」カテゴリーアーカイブ

数値よ……

 いずれも軽度ながら、持病を複数抱えていて、定期的に受診の必要があります。ここしばらく、下手くそなりに深夜まで錦を織っていて、寝るのが遅い上に、夜間に中途覚醒があって、疲れがたまっていたこともあり、運転するのが億劫と、数回かかりつけ医のところに行くのをスルー。薬も当然無くなり、しばらく飲んでいなかったところ、この間の嬉野医療センターの検査で想定外に高い数値が出て、担当医より「入院寸前」と言われてしまいました。実は受診した日が鹿島錦の実演の日の翌日で、前日からの疲れもあり、面倒だからすっぽかそうかと考えていたんですが、検査がいくつか入っておりまして、しぶしぶ受診して発覚したわけです。実は、私の人生における唯一の自慢は、生まれてこの方45年、新生児の時以外は、一度も入院を経験したことがないということ。この記録は出来るだけ維持しなければというわけで、健康のために、犬の散歩の後に、さらに自分の散歩。

 そういえば、今年は桜もつつじも咲くのが早かったですけど、蛍も早かったです。通常はGW頃に初蛍を視認するのに、今年は4月の下旬には飛んでいました。その後寒くなって、数日飛ばなくなり、一昨日あたりから再度飛び始めたという状況です。ピークはだいたい毎年5月の20日前後かな。京都の出町柳駅から叡山電鉄に乗って、貴船で降りて山間の方に道なりに進むと、蛍岩という蛍の名所がありますが、そこに掲げてある立て札には、6月が見ごろと記されていますので、九州とはかなりの差があります。山手の方に移動すれば、こちらでもかなり遅い時期まで蛍を楽しめるようです。

 昨日の鹿島錦教室は、書類(研修会の参加申込書他)の整理があったため、休まざるを得ませんでした。24日には、陶芸紙でアジサイを作る約束をしているので、23日の参加も微妙。とりあえず今巻き取っている糸が終わるまで、(普通の糸なので全然隠れていない)隠し糸を入れて織ることにします。

 おまけ。数日織ってみて気づいた隠し糸に関しての備忘録。

  • 初心者でも幅が安定する
  • 縮んだ状態で隠し糸を入れて織ると、自然に広がっていく
  • 布地としての強度が向上する。実用品にはいいかも。
  • 半面、綾を櫛で梳いたように見える上、織りの上達も遅くなる(はず)

鎖結び

 先月の鹿島錦教室で、大先生とA先生から手ほどきを受けた鎖結び。セロテープやマクラメボードなどで固定せず、指だけにかけて結んでいるので、両手が塞がらずに使える場所なら、どこででも出来ます。結び方自体は単純ですが、絹糸で綺麗に仕上げるのは難しく、今は100円ショップの毛糸で練習を続けているところです。練習といっても毎日数分手慰みに結ぶだけ。ダイソーの断染め糸だとこんな感じ。

 せっかくですので、今度高齢者の皆様に、ブレスレットを作ってもらうことにします。端にボタンを結んで、反対の端の輪に通して、手首で留めるように。

 写真のものは一本の毛糸を真ん中でひと結びにしてから始めていますが、ワックスコードなどで作る場合は、まず真ん中数センチを左右結びで結んで、それからひと結びで輪を作って鎖結び。途中で一回締めて、ビーズやチャームなど入れながら輪結びやタッチング結びでアレンジして、さらに締めて、再度鎖結びという風に進めるかな。

 毛糸同様に100円ショップで調達したくるみボタンのキット、錦で作ってもそれを使って何をすればいいのか思案していましたが、もうちょっと練習してから、絹糸を束ねて鎖結びをして、端に錦で仕立てたくるみボタン、途中にラピスの勾玉を通して、ミサンガ風のブレスレットを作るのもいいかもしれません。

隠し糸が楽しい

 こっそりブログ再開。昨年、全ての投稿記事を下書きに移行した後、wordpressの仕様が変わって、エディタの勝手が違うので困惑しきり。一応クラシックというブロックもあるので、徐々に使って慣らしていきます。再開のきっかけは、ええとですね、鹿島錦保存会の作品展の情報が掲載されるのではないかと、ほぼ毎日、鹿島市の観光情報を掲載していらっしゃる、「ひろちゃんの玉手箱」というブログを覗いていたのですが、まさかの完全スルーという結果に驚愕すると同時に、他人の廻しで相撲を取っても仕方ないなと、いたく反省したわけでございます。

 再開するとはいっても、いろんなことが面倒になったので、再構築はあきらめました。年末からこちらの構成替えます宣言はなかったことにしてください。あれは平成の時の話。令和になったんだもの。もういいじゃあないですか。それと、SSLの証明書ももうすぐ切れますので、今度は諭吉を出さずに、サーバーのオプションにある無料証明を取得するつもりです。もう必要以上にお金は使わないんだから。

 ところで、先日の実演の日にA先生から手ほどきを受けた隠し糸という技法、自宅でも試してみましたが、結構楽しい。経紙が安定してぐんと織りやすくなるだけでなく、二本の糸を綾の目と平の目にそれぞれ拾って同時に押さえる分、二本取りに近い状況になり、織るスピードが若干速くなるというおまけつき。なんという初心者フレンドリー。前座噺か。加えて、模様の印象ががらりと違って見えます。複雑な模様の場合は邪魔になるだけだと思いますが、往復せず斜めにそのまま織り続ける流水などは、これはこれでありという感じ。本来は目立たせないように、経紙の色と合わせて、金なら金糸、銀なら銀糸を使うそうですが、あえて模様の一部と考えて、好きな色で織ってもいいということなので、もうしばらく流水を織ってみます。もうちょっと織って確認したいことがあるため、写真は後日。

※情報発信に良いかなと、鹿島錦保存会のtwitterアカウントを作ったはいいのですけど、よく考えたら本部が設置してある祐徳博物館などに許可をいただいていなかったため、削除しました。多分始めても続かない気がする。

平成31年鹿島錦保存会作品展 終了

「祐徳さんに言うとくよー」を合言葉に催されてきた鹿島錦保存会作品展、今年も本日(5/6)に無事終了いたしました。祐徳神社及び博物館の皆様、また保存会の皆様、お疲れさまでした。

今日は最終日ということで、台を持ち込んで皆で実演。紛金に張り替えて、織始めの頃はほとんど縮まず織れていた私の錦ですが、日を追うごとにどんどん縮んで、決別したはずの過去の縮む私がストーカーさながらにしつこくついてくる始末。小手先の技術は上達して、縮んでも拾えるようにはなってきたので、そこまで苦しくはなかったにもかかわらず、誰彼構わず「縮みますー」と訴えていたら、ベテランの方が「隠し糸」なる技法があることを教えてくださいました。その技法の存在すら初心者には隠されているという由緒正しい秘密の技法かもしれませんし、そうでないかもしれません。少なくとも私は知りませんでしたが、A先生から直接手ほどきを受けてやってみて、軽くトラウマになりました。もっと時間を!! もっと糸を!! と、鍋島家の侍女だったかもしれない私の前世がソウルフルに錦織りたやと叫んでおりますので、今夜ちょっと解いてまた試してみます。

ちなみに、去年もでしたけど、博物館に着いたのは私が一番乗り。なぜって、祐徳博物館は、エイブルよりずっと私の家に近いから。遠方の方は、かなりの時間をかけていらっしゃるので、大変だなあと思います。到着してしばらく、まだ早いなと外でぶらぶらしていたところに、まずA先生がタクシーで、続いてK川さんが大先生を乗せて到着。その後皆さん三々五々集まっていらして、長崎からもお二人お見えになられました。別段強制参加強制継続ではない鹿島錦保存会、個々の事情で退会される方も当然出ます。それにしても、昨年入会されたお若い方が辞められたのは残念至極。私も出来れば十代から二十代の時に始めたかったのに。

曜日の違いなどで、普段お会いする機会がない方ともいろいろお話させていただき、アドバイスなど頂戴し、昼食を食べて、2時30分から搬出作業。その後お祓いを受けて、四時から職場に出て、蒔いたばかりの朝顔の種に水をあげたり事務作業をしたりしています。

昨年植えたジャーマンアイリスも咲いていました。これも綺麗だなあ。

それと、昨夜やっつけで作ったブローチ。次回は時間をかけてきっちり作ろう。錦が斜めになっているように見えるとのことですが、こちらの方がまっすぐで、これ以外の世界の全てが斜めに歪んでいるのです。

今月の鹿島錦木曜教室は、9日と23日のみです。16日は毎年恒例エイブル祭り。30日は5週目のためお休みです。見学希望の方はご注意ください。

佐賀錦の教本、二冊目到着

本家本元お家元的な意味で鹿島錦という名称にこだわりたいYO-NETの中の人としては、忸怩たる想いはあるのですけれど、佐賀錦の教本が届きました。「佐賀錦入門――伝統技法と作品鑑賞」。後一冊、絽ざしと佐賀錦を組み合わせた本があるらしいのですが、悲しいかな、amazonではSOLD OUT。国会図書館に複写の申し込みでもしようかな――と思ったら、古書検索でヒット。とりあえず福岡の古書店から取り寄せてみます。

佐賀錦入門の方は、著者は俵藤照という福島出身の方で、ご近所の方に手ほどきを受けられたとのこと。鹿島錦の名称には言及されていませんでしたが、鹿島藩で技法が育まれたという点に関してはきちんと記載してあり、しかも網代編の天井の写真まで掲載してありました。技法書としては、佐賀錦―基礎織から応用までの方が充実しているのですけど、掲載されている折り鶴の図案に限っては、こちらの方が好きかも。それに、こちらの方が鹿島錦により近い印象を受けました。