喪失感がすごい

 平成17年からずっとレセプトをしてきたおばあちゃんが、先日亡くなられた。介護度が重度化してからは、かなりイレギュラ―な使い方をされるようになって、サービス提供の開始時間と終了時間が毎日違うため、レセプト前の確認に手こずり、毎月頭を抱えたり途方にくれたりしていたので、亡くなられた途端に、一気に作業量が減った。訃報に触れるたびに毎回感じていることだが、肩の荷がいくらか下りた半面、それ以上に、喪失感で、切なくなってしまった。

 認知症のかなり進行された方だったが、始終にこにことされていて、挨拶をするたびに「あんたには米ばやるよ」「あんたにはみかんばやるよ」などと、こっそりと耳打ちされていた。

 米やみかんが実際に私の手元に届くことはなかったけれど、言われるたびに何か嬉しくて、ありがとうございますと礼を言い、それが一つの交流になっていた。

 人が亡くなるのはとにかく辛い。何十人もの高齢者と関わり、見送って来たが、慣れるということはない。

 こ冥福をお祈り申し上げます。

※一度N先生のお墓参りに行きたい……。