セックスと嘘とビデオテープ

 タイトルは過激だが、中身は濃密な心理劇。またどこぞのおばかさんが奇をてらった邦題をつけたのかけしからんと憤りつつ調べたら、原題からして「Sex, Lies, and Videotape」だった。無念。

 一番印象的だったのは、TVシリーズSG-1より前に制作された劇場版スター・ゲイトでダニエルを演じたジェイムズ・スペイダー。ボストン・リーガルで久しぶりに観た時には、元カーク船長こと田居鶴おじさんとともにえらく恰幅が良くなっていたが、この作品の頃は絵に描いたような好青年。女性に対して性にまつわるインタビューを行い、その録画を観ることで性的興奮を得るというなかなか難儀な生き方をしているグレアム役。

 セリバシー傾向があり、夫との関係に悩むアンは、アンディ・マクダウェルが演じる。アンとグレアムのキスシーンは、私が今まで見たどの映画のキスシーンよりも、鮮烈で優雅で美しかった。このシーンだけでも観る価値あり。決してエロの押し売りはないのでご安心を。

 制作されたのが、ロブ・ロウのスキャンダルから間もないころだったと思う。何かの本でそれにからめてわけのわからん記述がされているのを読んだような記憶がある。

 ちなみに、アベンジャーズのウルトロン、声を担当したのはジェイムズ・スペイダーだったらしい。まったく気づかなかった。

 観終えた後、全然関係ないのに、久しぶりにフランソワ・オゾンの短編を観たくなった。ため込んだ映画やドラマのDVDの整理もいい加減にしないといけない。

 さらに関係ないが、川柳川柳師匠の唯一の弟子、なんちゃって三遊亭一門こと川柳つくし師匠による「又聞きウォーキング・デッド」。ウォーキング・デッドは、時間が無さ過ぎて第一シーズンしかチェックできていない。鹿島錦を始める前の話。だいたいこれで合っているような気がする(嘘)。それにしても、この人なんでまた川柳師匠に弟子入りしたんだか。