2018/10/18 鹿島錦木曜教室

会場のエイブルから「掃除や準備の都合があるので九時前には入館しないでください」という通達があったという話で教室は騒然としていました(誇張)。私が到着した時点では、エイブルの前は結構な人だかりでしたけど、その方達にも同種の通達があったんでしょうかね。なおその方々は、鹿島錦保存会のメンバーではなく、ホールで作品を展示される予定の、さが夢大学鹿島校の皆さんでした。私は今日も午前中のみの参加でしたが、帰りしなに搬入されているのをチラ見したところ、いろいろなクラフト作品があるようで、食指が動きまくり。時間があれば後できちんと見学に行きたいなあ。でももしかしたら文化祭までそのままなのかもしれませんね。

到着してすぐ、F島さんが、黒漆に黒糸で織られた錦で制作されたバッグを披露されました。確か先々週織られていたと思うのですが、もう仕立てられたのですね。他にもそのまま背負って行商に出かけられそうなくらいの数の印鑑入れや名刺入れを持参されていました。それにしても織りが正確ではやい。今は息子さんに頼まれて、青貝で織り始められたところだそうです。

町内の某自転車屋さんと親戚になられるというY永さんにも久しぶりにお会いしましたが、昭和の頃に仕立てられた帯締めを持参されていました。大先生とA先生と、文化祭に、昭和の時代の作品を展示されるとのことで、非常に楽しみです。その当時は経紙の長さは、今の会の規定の物より短かったそうで、しっかりとは締められなかったらしいです。ちなみに先生方のテーブルの隣で作業している関係で、いろいろなお話を 盗み聴き 聴かせていただけるのですけれど、大先生の「あんた角帯ば二本持ってきーしゃいよー」との言葉に、A先生、すかさず「荷物になるとに……」とつぶやいておられて、それが可愛すぎました。

織りの最中、今年から文化連盟の担当をされているM永さんより、鹿島市の文化祭のパンフレットも配られました。全員分準備してあるとのことでしたので、当日までに行きわたるはずです。表紙はなんと鹿島錦。五十周年記念に制作された屏風がどでんと印刷されていて、撮影時のホワイトバランスの設定のせいか、実物よりかなり赤みが増した色調でしたが、「これでもくらえ!!」というインパクトの強さは健在。

なお、鹿島錦保存会の会員作品の展示場所は昨年同様にエイブル二階。テーブルの数は昨年より二つ増えたとのこと。ちなみに普段鹿島錦教室が開催されているのはエイブル三階の生活文化室ですが、今年は美術陶芸作品が展示されるとのことです。湾岸戦争当時、「おりゃフセインと同じ名前ばい」と嫌そうにおっしゃっていた、病んでる画風でおなじみのS光先生が当日三階会場の統括をされるようです。去年、別の建物での展示を、恩師に見つからないようにこっそり見学するというミッションに無事成功しましたので、今年もチャレンジしてみます。果たして何年目に「君はもしや……」と見つけられるかが私の中で何かの指標になりそうな気がします。

文化祭にどんな作品を出すかを確認するための記入物の回覧もありましたので、私も新しく作る予定のペンダントブローチと、この間作った鶴の置物、それから出したくないけど義務だから出さざるを得ない基礎織と書きました。鶴は、F島さんから「これ、全部錦を貼って、土台も錦で作って、錦尽くしにすれば綺麗よー、がんばれー」というお言葉をいただきましたが、果たして何年かかるんでしょうか。気が遠くなります。全部を錦でくるむなら、芯材に平たく延ばした木粉粘土をカットして貼り付けて、「折ってないけど仕上げれば折ったように見えるなんちゃって折鶴型木目込み(風)置物」でもいけるのかな? とりあえず釉薬はかけなくて済むような気がします。錦を貼らない、柄紙の鶴とセットにしても、柔と剛で面白いかもしれない。

鹿島市の文化祭は、11月2日~4日の予定です。お近くの方は是非に。

エイブルのtwitterより、2017年の文化祭2016年の文化祭。過去ログを漁っていて、おりがみ陶芸センター&不詳私とご利用者様の作品も(ついでに)展示された東京でのイベントの告知も発見。鹿島からは鹿島錦ではなく中原恵峰さんが参加されました。なんと2016年には東京落語界きっての人気者、一之輔と三三がエイブルで二人会!! 私は何をやっていたんだその時は!! 演目が激しく気になる。北九州のアート界の雄、某F地君のトラウマこと、K子先生も展示をやっていらしたようだし、鹿島錦を始めるまで、私の中では国道沿いの風景の一部でしかなかったエイブルの今後のスケジュールは要チェック。ダブルホワイト呼ばないかな。

※102歳の大先生が割と早い時間に見えるので、その前にI田さんはじめ皆さんが教室会場の掃除を済ませるためにさらに早くエイブル入りしないといけないという事情があるそうです。そうすることでさらにエイブル側の準備時間が早くなるという悪循環。「エイブルの言い分ももっともだし、お願いだから先生もうちょっと遅い時間に来てー」という皆さんの魂の叫びがA先生を通じて伝えられましたが、「昔は時間に遅れるとものすごく怒られたとよ!!」と可憐な少女時代の話を持ち出され撃沈。なお私は掃除やお茶当番に関しては文字通り何の役にも立っていませんが、誰も私にそんな期待をしていないということに気づきましたのでのほほんと……。

電波時計がかくも面倒くさいものだとは

小規模多機能ホームの方から、介護ベッドの購入時におまけにもらった壁掛けタイプの電波時計が軒並み壊れているという話を聴いたのですが、「ほらこれ見てー」と持ってこられたのが三台だけでした。てっきりその分を補てんすればいいものと考えて、花苗(ビオラや撫子)を買いに行くついでに、ナフコで調達して取りに来てもらったら「いや、要るのは三台ではなくて十台」との衝撃の返答。いくらなんでも十台は壊れすぎだろうということで、壊れているといわれた時計に新しい電池を入れて窓際に置いたところ、全部正常に作動。

……。

ふつふつと沸き起こる怒りを鎮めて検索をしてCASIOのサイトより該当機種のマニュアルをダウンロードして判明したのですが

・電波受信ランプが緑に光る場所でないと正常に受信できない
・エアコンやテレビ、蛍光灯の近くに置くと誤作動を生じる
・受信は窓際が無難
・電池交換は年に一度程度(夜間、照明がつく機種だからというのもあります)
・念のために一~二週間ほど仮置きして不具合がないことを確認してから固定する

など、驚きの事実が次々に判明。どれも守っていない、もしくは確認していないってどういうこと。そもそも私も含めてきちんとマニュアル読んどけって話ですが。

それにしても無事に動いて良かった。危うく残り七台購入する羽目になるところでした。

もっとも、設置場所に関しては、片麻痺の方などでも、仰臥した姿勢で自力で確認できる場所でないといけないので、要検討。見やすさ優先で、ご利用者様の体調や身体状況に合わせて置き場所を変更する必要があるなら、電波式でない方が無難ですね。秒単位で正確な時間を把握する必要はないに等しいわけですから。

鍋島更紗にもあこがれる

一応完成しました、錦鶴。

貼り付け時の翼の先端部分の処理の仕方と、それから土台が検討事項。今回はスレートのコースターを使いましたけど、途中失敗してぐちゃぐちゃになりました。反省というより後悔しきり。理想を語って良いのであれば、ガラス細工か竹細工か漆器に載せたい。今作ろうと思ってかろうじて作れるのは、ガラスフュージングなのかな。電気炉もありますし。暖色系のガラスは温度管理が難しいので、寒色系のガラス限定にすればあるいは……。

鹿島錦を後二十枚くらい織って、上達した時に、さらに組み合わせることが出来る工芸技法を模索することにします。さすがに好奇心の赴くままに生きてきた私でも、今の中途半端な時点で始める気はありません。

やるべきことが多すぎて気が遠くなる。二十枚織りあげるまで果たして生きていられるのかって話。

袱紗への道 その3

早織りの練習のために作った図案。8段12目で単色だと、私の性格では2cmくらい織ったら飽きること請け合い。上下対称ですから、五本糸掛けをすれば織れるはず――なんですが、さて、どうやって掛ければいいのやら。上から下にかけても下から上にかけても同じか。今度の木曜日教室でこっそり早織りされている方の糸掛けを見学してきます。

しばらく自分の織りで紗綾型の練習をしつつ、予備の台で早織りの稽古。それが終わり次第、まず裏地から織ろうかなと算段。

手持ちのカルトナージュの本に袱紗の型紙と仕立て方を見つけましたので、それに準じた作り方を試してみます。鹿島錦はどうしても生地が厚めになりますから、カルトンの厚みは薄めのものがいいかもしれない。

錦鶴、リブート

翼に錦を貼ったはいいものの、エッジの処理の仕方が思い浮かばずに放置中の二羽の鶴。このままでは文化祭に間に合わないということで、先日新たな鶴を焼成。別のやり方を試してみました。不要になった年賀状(業者の販促用)を翼の形に合わせてカットし芯材にして、四苦八苦しつつ錦をかぶせ貼り。その後翼に貼り付けました。予め錦をいれることを想定して、鶴の成形を若干変えていたので、裾の部分はするっと入って気持ちいい限り。何度か作れば、かぶせ貼りにも慣れるはず。今回はボンドのついた指でうっかり表側に触ってしまったため、銀箔が一部剥がれてしまいました。後、どう考えても鶴のバランスが悪い。誤魔化しながら撮影しています。それから翼の先端の処理。無理やり貼っていますので、かなり雑。

次はほつれないように裏側を処理してから貼ろう。文化祭前に職場に飾るため、午後の作業で完成させます。

あ く ま で も 業 務 の 一 環 で す 。

言い張っちゃうんだから。

釉薬てっかてか

諸事情ございまして、厚めに釉薬をかけて鶴を焼いています。最近鶴しか焼いてないなあ、薔薇も作らなきゃなあと思いながらも、時間がなくてついだらだらと。

普通、陶芸は、素焼きの後で釉薬をかけて本焼きをするので、素地と釉薬は文字通り混然一体となるのですけど、おりがみ陶芸の場合は、そのようにして焼いてしまうと、炉内で大惨事を引き起こします。途方に暮れたくないのであれば、釉薬は後掛け一択。釉薬の厚みをどの程度にするかというのは、個人の好みがあるので一概には言えませんが、私はたっぷりかけてテカテカさせるのが好み。

詳細は省きますがうふんふんあはんはんな小技を使っての、今までの倍の厚みの釉薬を盛った焼成が今朝終わりました。これでもかとがっつり盛りましたので、焼き上がりがてっかてか。焼き物度がそれに比例してアップ。反面折り紙っぽさは反比例してダウン。次のステップに進むためには仕方のないことなので、あえて。

ただ、10月に引っ越しをされる予定の利用者様に、レクで作っていただいた二羽のウサギをお渡し申し上げないといけませんので、自分の実験は小休止して、先に焼き上げ。なおウサギさんは一枚きりで補強をしていな薄造り。普通に釉薬をかけただけでは脆いため、今回のえへんへんおほんほんな小技で、補強しつつ見目麗しく仕上がるように頑張ります。

※樹脂石膏の葉型を買ったのですけど……そもそも樹脂石膏ってなんじゃらほいと検索をしたら、石膏に樹脂が配合されたものだそうで。もしかしたらレジンでネオンフレークをまぶしたいひんひんな薄い葉っぱが出来るかもと期待して買ったのに、無念。もったいないので陶芸に使います。

※紗綾型、落語を聴きながらでも間違えずに拾えるようになりました。少なくとも粗忽長屋なら問題なく織れました。数を勘定するくだりが出てくる「時そば」は織りの時には封印することに。この間からなんの考えもなく黄朽葉と山吹茶の中間みたいな色合いの糸で練習がてら織っていましたけど、初心者殺しの色だこれということで、いったん平を入れて鮮緑っぽい色に変更します。

先の糸も、ちょっと仕上がりが金色っぽく見えて、配色としては結構好きなので、また後で使うことにします。本金だともっと拾いづらいのかな。紛金だとさらに拾いづらいかも。

煮詰まった

鶴の翼に錦を貼らんプロジェクトの続報です。

煮 詰 ま り ま し た 。

見事に。エッジの処理がまだ思い浮かばない。水引で試していたんですが、何か違う気がして放置中。

飽きたり煮詰まったりあきらめたり、我ながら堪え性のなさに呆れます。

リブートのために、余った錦で別の貼り方を試してみます。

稲刈りが進まない

今日も小雨がぱらついています。おかげで稲刈りが出来ず。まあ実際刈るのは元地方公務員にしてMr.農作業の父なのですけど、いろいろと手伝いがあるため、今日の嬉野医療センターの受診を延期してもらっていたのですよ。こんなことならそのままにしておけばよかったと、憤懣やるかたなし。今月は22日・23日・30日と、三回、それぞれ違う科で医療センターを受診します。30日はかかりつけ医のところにも行かねばならず、インフルの予防接種もせねばならず、実に面倒くさい。

進まないといえば、先週から織っていた枡のアレンジ。その後どうなったか単刀直入に書きましょうか。

飽 き ま し た 。

モスラの背に乗りインファント島に帰らせていただきますと若き日の宝田明に直談判したくなるくらいには飽きました。ちなみにモスラの卵の色配分は割と好き。

今はモスラっぽい色の糸で、笑点の背景こと、紗綾型を織っています。紗綾型、卍の部分に過剰反応したSJWの総攻撃を受けやしないかと戦々恐々としていますけど、織ってみると楽しい。

※朝倉の方にある宏光食品の寿し酢と丼の素が便利すぎてもう。十年以上前から愛用しています。お勧め。

※夏の間頑張ってくれた朝顔、種を採り次第撤収します。来年も咲いてくれることを祈りつつ。

※職場に見えた行商のくじら屋さんからサンマを購入。今夜は塩焼きだ。

袱紗への道その1

「まず袱紗より始めよ。況や三つ折りバッグをや」という錦の神様からの天啓を受けましたので、二年がかりの壮大なプロジェクト、「自分の織りの合間に他人様の袱紗作り」に挑戦してみます。過程を克明に記録しておけば、うちの近所がご実家になられる、NHKのチーフプロデューサーのおじさんが、スペシャルなドキュメンタリーを企画してくださるかもしれませんし、くださらないかもしれません。まず間違いなく歯牙にもかけてもらえないとは思いますが、それでもいい、それでも別に構わないという矜持を胸に、ただし織り上がるまで先生方に内緒で、予備の台を使ってこっそり続けてみる次第。

制作予定の袱紗は四枚。図案はそれぞれ別々にしようかとも考えましたが、統一感を持たせたいのと、ポイントとして紋かシンボリックなマーク、あるいは名前を入れて差異化したいということで、ベーシックかつおめでたいことこの上ない紗綾型で、色替えしながら織ることにしました。問題は今の私の技術で他人様に進呈出来るほどの織りが可能なのかということですが、自分の織りの合間に気長にやれば、まあ大丈夫かなと、すこぶるつきに楽観的にプランニング。

  1. 22cm幅の本銀の経紙で裏地用に二枚織る
  2. 本金の経紙で表地を織る
  3. 仕立て

という順序で。裏地はもちろん平織りですけど、普通に単色で織るだけだとつまらないかなと思い、二色の糸をぼかしながら入れていくことにします。白は調達済みですから、爽やかなブルーの糸を買わなければ。この間注文しておけばよかった。

※型紙を検索して複数確認――したはいいものの、やはり鹿島錦で作る場合は貼り込みの方が無難な気が。カルトナージュで作る袱紗の型紙もついでに検索。でもよく考えたら私が持っているカルトナージュの本に掲載されていたかもしれない。そんなことより22cm幅の経紙ではやはり作れないことが判明して慌てていますよ。伝家の宝刀を抜くか。