農道で物を落とすと大変

街灯が一本もない田舎の夜の農道で金の指輪を落として閉口しました。祖母の形見なのですけど、たまたまペンダント紐が外れてしまいまして、トップの一部にしていた指輪が、一緒に地面に落ちました。古いウォークマンの明かりを頼りに手探りで探しても見つからず、急いで家に帰って免許の更新の時にもらった交通安全協会のLEDライトで照らしながら一時間ほど探しても無益に終わり、雨も降り始め泣く泣くあきらめかけましたが、一縷の望みをかけてもう一度家に戻り、ライトを点けた車を時速数km程度でゆっくり走らせ、一瞬きらめいた反射光にすべての望みを託して降りて確認したら、見つかりました。

錦を織る時に困らせられ通しの金の反射をありがたいと思う日が来るなんて――

蛍はほぼ終わりかけていますけど、今の季節は水田に水が張られて、風が心地よいんですよね。それで農道を歩いていたのですけど、今後は気を付けます。なお明かりが全くなくても怖くないのは、私が勇猛果敢なわけではなく、単にその道を歩き慣れているからです。慣れていない人からすれば「信じられん」ということらしいです。