袱紗への道 その3

早織りの練習のために作った図案。8段12目で単色だと、私の性格では2cmくらい織ったら飽きること請け合い。上下対称ですから、五本糸掛けをすれば織れるはず――なんですが、さて、どうやって掛ければいいのやら。上から下にかけても下から上にかけても同じか。今度の木曜日教室でこっそり早織りされている方の糸掛けを見学してきます。

しばらく自分の織りで紗綾型の練習をしつつ、予備の台で早織りの稽古。それが終わり次第、まず裏地から織ろうかなと算段。

手持ちのカルトナージュの本に袱紗の型紙と仕立て方を見つけましたので、それに準じた作り方を試してみます。鹿島錦はどうしても生地が厚めになりますから、カルトンの厚みは薄めのものがいいかもしれない。

錦鶴、リブート

翼に錦を貼ったはいいものの、エッジの処理の仕方が思い浮かばずに放置中の二羽の鶴。このままでは文化祭に間に合わないということで、先日新たな鶴を焼成。別のやり方を試してみました。不要になった年賀状(業者の販促用)を翼の形に合わせてカットし芯材にして、四苦八苦しつつ錦をかぶせ貼り。その後翼に貼り付けました。予め錦をいれることを想定して、鶴の成形を若干変えていたので、裾の部分はするっと入って気持ちいい限り。何度か作れば、かぶせ貼りにも慣れるはず。今回はボンドのついた指でうっかり表側に触ってしまったため、銀箔が一部剥がれてしまいました。後、どう考えても鶴のバランスが悪い。誤魔化しながら撮影しています。それから翼の先端の処理。無理やり貼っていますので、かなり雑。

次はほつれないように裏側を処理してから貼ろう。文化祭前に職場に飾るため、午後の作業で完成させます。

あ く ま で も 業 務 の 一 環 で す 。

言い張っちゃうんだから。

釉薬てっかてか

諸事情ございまして、厚めに釉薬をかけて鶴を焼いています。最近鶴しか焼いてないなあ、薔薇も作らなきゃなあと思いながらも、時間がなくてついだらだらと。

普通、陶芸は、素焼きの後で釉薬をかけて本焼きをするので、素地と釉薬は文字通り混然一体となるのですけど、おりがみ陶芸の場合は、そのようにして焼いてしまうと、炉内で大惨事を引き起こします。途方に暮れたくないのであれば、釉薬は後掛け一択。釉薬の厚みをどの程度にするかというのは、個人の好みがあるので一概には言えませんが、私はたっぷりかけてテカテカさせるのが好み。

詳細は省きますがうふんふんあはんはんな小技を使っての、今までの倍の厚みの釉薬を盛った焼成が今朝終わりました。これでもかとがっつり盛りましたので、焼き上がりがてっかてか。焼き物度がそれに比例してアップ。反面折り紙っぽさは反比例してダウン。次のステップに進むためには仕方のないことなので、あえて。

ただ、10月に引っ越しをされる予定の利用者様に、レクで作っていただいた二羽のウサギをお渡し申し上げないといけませんので、自分の実験は小休止して、先に焼き上げ。なおウサギさんは一枚きりで補強をしていな薄造り。普通に釉薬をかけただけでは脆いため、今回のえへんへんおほんほんな小技で、補強しつつ見目麗しく仕上がるように頑張ります。

※樹脂石膏の葉型を買ったのですけど……そもそも樹脂石膏ってなんじゃらほいと検索をしたら、石膏に樹脂が配合されたものだそうで。もしかしたらレジンでネオンフレークをまぶしたいひんひんな薄い葉っぱが出来るかもと期待して買ったのに、無念。もったいないので陶芸に使います。

※紗綾型、落語を聴きながらでも間違えずに拾えるようになりました。少なくとも粗忽長屋なら問題なく織れました。数を勘定するくだりが出てくる「時そば」は織りの時には封印することに。この間からなんの考えもなく黄朽葉と山吹茶の中間みたいな色合いの糸で練習がてら織っていましたけど、初心者殺しの色だこれということで、いったん平を入れて鮮緑っぽい色に変更します。

先の糸も、ちょっと仕上がりが金色っぽく見えて、配色としては結構好きなので、また後で使うことにします。本金だともっと拾いづらいのかな。紛金だとさらに拾いづらいかも。

煮詰まった

鶴の翼に錦を貼らんプロジェクトの続報です。

煮 詰 ま り ま し た 。

見事に。エッジの処理がまだ思い浮かばない。水引で試していたんですが、何か違う気がして放置中。

飽きたり煮詰まったりあきらめたり、我ながら堪え性のなさに呆れます。

リブートのために、余った錦で別の貼り方を試してみます。

稲刈りが進まない

今日も小雨がぱらついています。おかげで稲刈りが出来ず。まあ実際刈るのは元地方公務員にしてMr.農作業の父なのですけど、いろいろと手伝いがあるため、今日の嬉野医療センターの受診を延期してもらっていたのですよ。こんなことならそのままにしておけばよかったと、憤懣やるかたなし。今月は22日・23日・30日と、三回、それぞれ違う科で医療センターを受診します。30日はかかりつけ医のところにも行かねばならず、インフルの予防接種もせねばならず、実に面倒くさい。

進まないといえば、先週から織っていた枡のアレンジ。その後どうなったか単刀直入に書きましょうか。

飽 き ま し た 。

モスラの背に乗りインファント島に帰らせていただきますと若き日の宝田明に直談判したくなるくらいには飽きました。ちなみにモスラの卵の色配分は割と好き。

今はモスラっぽい色の糸で、笑点の背景こと、紗綾型を織っています。紗綾型、卍の部分に過剰反応したSJWの総攻撃を受けやしないかと戦々恐々としていますけど、織ってみると楽しい。

※朝倉の方にある宏光食品の寿し酢と丼の素が便利すぎてもう。十年以上前から愛用しています。お勧め。

※夏の間頑張ってくれた朝顔、種を採り次第撤収します。来年も咲いてくれることを祈りつつ。

※職場に見えた行商のくじら屋さんからサンマを購入。今夜は塩焼きだ。

袱紗への道その1

「まず袱紗より始めよ。況や三つ折りバッグをや」という錦の神様からの天啓を受けましたので、二年がかりの壮大なプロジェクト、「自分の織りの合間に他人様の袱紗作り」に挑戦してみます。過程を克明に記録しておけば、うちの近所がご実家になられる、NHKのチーフプロデューサーのおじさんが、スペシャルなドキュメンタリーを企画してくださるかもしれませんし、くださらないかもしれません。まず間違いなく歯牙にもかけてもらえないとは思いますが、それでもいい、それでも別に構わないという矜持を胸に、ただし織り上がるまで先生方に内緒で、予備の台を使ってこっそり続けてみる次第。

制作予定の袱紗は四枚。図案はそれぞれ別々にしようかとも考えましたが、統一感を持たせたいのと、ポイントとして紋かシンボリックなマーク、あるいは名前を入れて差異化したいということで、ベーシックかつおめでたいことこの上ない紗綾型で、色替えしながら織ることにしました。問題は今の私の技術で他人様に進呈出来るほどの織りが可能なのかということですが、自分の織りの合間に気長にやれば、まあ大丈夫かなと、すこぶるつきに楽観的にプランニング。

  1. 22cm幅の本銀の経紙で裏地用に二枚織る
  2. 本金の経紙で表地を織る
  3. 仕立て

という順序で。裏地はもちろん平織りですけど、普通に単色で織るだけだとつまらないかなと思い、二色の糸をぼかしながら入れていくことにします。白は調達済みですから、爽やかなブルーの糸を買わなければ。この間注文しておけばよかった。

※型紙を検索して複数確認――したはいいものの、やはり鹿島錦で作る場合は貼り込みの方が無難な気が。カルトナージュで作る袱紗の型紙もついでに検索。でもよく考えたら私が持っているカルトナージュの本に掲載されていたかもしれない。そんなことより22cm幅の経紙ではやはり作れないことが判明して慌てていますよ。伝家の宝刀を抜くか。

予備の台に経紙を立てました

台にもいろいろありまして。いろんな台がありまして。

頭痛がひどいので今日はもう鹿島錦は打ち止め。今取り組んでいる模様、織っていて全然楽しくなくて困ります。枡をベースにした自分のデザインながらどうしたものか。配色のせいでしょうかね。

まあ、錦を織り始めてそろそろ一年が経過しようとしていますが、さすがに上達したではないかと、頭の痛みに苦しみつつも自画自賛。いいじゃあないですか、誕生日の余韻ということで。まだまだなのはわかっておりますよ。落語でいえば前座見習いから前座になった程度ですもの。歯がゆいことにほとんどの人がその存在を知りもしない伝統工芸。自分で自分を褒めてやらなきゃあやってられないての。

残り17cmは織らないとスマホ用がま口の生地を縦方向に採れないので、辛抱して織っています。織りながら聴く落語がせめてもの救い。

予備の台では、他人様に差し上げる予定の袱紗用の生地を織っていこうと考えています。毎日同じ模様を織っていると、さすがに飽きるし、気が滅入る。ところで袱紗用の生地って、22cm幅にカットした経紙で取れるんですかね? 同じ模様の色違いで、それぞれワンポイント模様織を入れて、四枚作りたいんだけどなあ……。

※夕食前に、知り合いの海苔師さんから、獲れたてをそのままゆがいた竹崎カニをいただきました。小ぶりでしたが美味でした。まだオスもいけますね。

テーブルクロスは母の趣味ですよ。安さと拭きやすさ優先。

さて、釉薬です

ふと思いついた釉薬のかけかたを試してみます。ちょうど預かりものの鶴のテストピースに、追加で部分的に釉薬をかけないといけなくなったので、今夜コーティングして、明日一緒に焼成予定。

稲刈りも始まってもう大変。今年は編み物までは手が回らないかもしれない。いつになったら初セーターが編めるのか。

45歳になりました

昨日が誕生日だったのをうっかり忘れておりました。四時ごろになって父が「夕方何か予定ある?」みたいなことを訊いてきまして、ああもう忙しいのに面倒くさいとつっけんどんな答え方をしていたのですが、蓋を開けたら食事に出かけようということでした。ちょっと反省。

外食というと、前世がウナギ星人の母は、「ウナギ! 断固としてウナギ!!」とウナギコールを張り上げることになるのですが、私は別に食に対するこだわりはなく、自分で作らなくていいならどこでもいいやという感じ。偏見交じりで断言していいのなら、美味しい物を食べたがる人って、自分で食事を作らない人の方が圧倒的に多い気がします。「四の五の言わずにまずてめえで作れ」と言いたくなることもしばしば。美食を語りたがるのにおにぎりすら三角に握れないってどうなんでしょう。そういう人間ですから、遠出するのが面倒なこともあり、その辺のジョイフルでもいいと答えましたが、両親揃って即却下。涙。折衷案として、大浦の方で食べることになりました。大浦と言えば名物は竹崎カニ。もっともカニは家で食べる派ですので、海望に行って、父と私が和御前定食。母はカニ味噌とカニの身の入ったコーンスープと、カニの茶わん蒸し、それからカニ雑炊。ちなみに私の定食の方にも、カニの味噌汁とカニの天ぷらがありました。まあ、手ごろな値段でしたし、美味しかったですよ。

ちなみに海望はバナナマン日村も絶賛したカニちゃんぽんが有名。もっとも地元の人(というか私とその周辺)は食すのに二の足を踏んでおります。絶対美味しいんだろうなあとは思いつつも、経験上味は想像できるので、わざわざちゃんぽんで食べなきゃダメ? ちゃんぽんとカニ別々に頼んで食べちゃダメ? という気持ちが、拭おうにも拭えない。しかし町外の人には好評で、それ目当てに見える方もいるそうな。名物ってそんなものなんでしょうね。

冬になったらメスのカニを食べようかなあ。竹崎カニはオスとメスで旬の季節ががっつり分かれているので、一年中食べられます。

海望のカニちゃんぽんはこんなの。

おっと、海望以外のカニちゃんぽんも混ざってしまった。

※ひしひしと感じた「もっといいもん食いたいって言え」的圧力にはメゲませんでしたよ。打倒、親(๑˙❥˙๑)

長崎県佐世保市生まれの「おりがみ陶芸」を中心に、鹿島錦など趣味のクラフトワークその他についてつらつらと綴るブログです。